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自分のための覚書

京都音楽博覧会2019

kyotoonpaku.net

再結成したナンバーガールを見るために初参加。ナンバガのツアーは全部チケットが取れず、この音博のみゲット。その後、音博のチケットも売り切れたらしい。

台風の接近で開催が危ぶまれたがなんとか直撃はしないようで、開催されることになった。私は電車で行くことにしていたが、次の日の帰りを心配して、全部キャンセルし、車で行くことに変更した。結果これは大成功、帰りの日の特急は運休だった。音博前日に京都入りして、近くのビジネスホテルに泊まる。

音博は開場は10時半、開演は12時。私は10時50分くらいに会場に着いた。とにかく人が多い。チケットとリストバンドの引き換えは待ち時間なしでスムーズ。リストバンド入手後、開場に入る列に並ぶ。20分強で会場に入れた。台風前の曇り空。

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会場はステージ前がスタンディングフロア、仕切られた後方はレジャーシートを敷いて基地にしてよいらしい。この日は曇りだったので暑くなかったが、日陰がない暑い日だとしんどそう。スタッフがずーっと「レジャーシートは最小限の大きさで敷くように」と呼びかけている。

11時50分ぐらい、地元のアナウンサーの司会の後、くるりの3人がでてきて開会宣言。

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12時、最初のアクトHomecomings。スタンディングエリアに行って見る。若いのにアノラック、ギターポップ直系の音をやっているバンド。売れるにつれて、薄まって普通な感じになるのが定説だけど、ホムカミはまだちゃんとアノラックやってた。むしろ髪型やファッションは、以前よりグラスゴーの田舎の女の子感が増してる気がする。今後どうなっていくんだろうね。

12時45分、そのままスタンディングエリアでCamila Meza&Shai Maestroを見る。唯一の海外アーティスト。カミラはチリ、シャイ・マエストロはイスラエル出身らしい。ギター弾き語りのカミラとエレピのシャイ・マエストロというシンプルな編成。ジャズとのことだったが、あまりジャズっぽくはなく、南米の民族音楽っぽい感じだった。二人ともすごくいい音&声をだしていて、心地よく眠りそうになってしまった。ピアニストの男性はゲイっぽい感じもするイケメン。スタンディングエリアだったけど、まだ余裕があり、後方では座れる感じだった。スキヤキとかフジのヘブンに来て欲しい感じ。

ここで、飲食エリアに行ってみる。飲食エリアに行くには一度会場をでなくてはならない。徒歩数分なので、遠くはない。朝は混んでいたらしい物販も空いているのでのぞいてみる。ナンバガのグッズは売り切れず、揃っているらしい。待ち時間ゼロでTシャツと缶バッヂを購入できた。

屋台ブースにはありえないぐらいの人だかりで、近づくことすら嫌になるレベル。手前の公園内の既存のカフェが営業しており、数人しか並んでないため、そちらで昼食をいただくことに。席もあるし、女性は多少並んでいるけどトイレもあるし、快適だった。マルゲリータをいただく。

ステージのほうに戻ると、折坂悠太が終わるところだった。有望若手とのことで、興味はあったが、また機会があればじっくりと見たい。入口付近の女性専用トイレに並ぶ。並び始めると10分くらいですませられた。ナンバガ待機のため、スタンディングエリアへ。まだネバヤン前だけど、人は多い。

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14:50からnever young beachボーカル含めてギター3人もいるんだね。以前ホットフィールドで見た以来かな。配信などでも見てるのか、何回もライブを見ている気がする。30分と持ち時間が短いので、間髪入れずに曲を演奏。ファンではないが、知っている曲が多かった。はっぴぃえんど直系の曲、昔のくるりみたいなポップな曲、若いけど懐かしいポップな感じの曲ばかりだし、ボーカルの盛り上げ方も上手だった。

ネバヤン終わりで一斉に人が前につめかける。さらになんと雨が降り始める。直前に雨雲レーダーで確認したところ、降らないとの読みで雨具を携帯していなかった。雨具を取りに帰ると、もうステージ前には来れない。そのまま濡れることにする。どんどん雨足が強くなり、帽子やタオルでカバーできる程度の雨ではなくなってきた。

15:55ついにNUMBERGIRL登場。入りのマーキームーンはなかった。私は背が低いので、スクリーンでしか見えず。1曲目の鉄風鋭くなってが始まったとたん、モッシュが起きる。予想はしていたので、いきのいい奴らをかわして、ちょっと後ろへ。向井がMCで「(ナンバガの番になって雨が降ってきて)なんかすいません」と言ってた。

2002年の解散発表後のライブから17年ぶり、ナンバガも私も年とった。30代だけど、ずぶ濡れでモッシュの中で拳をあげるという、こんなこと人生にまだあるんだと思うと楽しくなってくる。17年前はひたすら号泣していた覚えがあるけど、今はめちゃめちゃ楽しい!!泣いている暇がない!!

客はシンガロングしたり、zegenの「バリヤバイ!」を叫んだりしてる。4曲目でもうomoide!さすがに盛り上がる。Young girl 17~はテンポを落としたアレンジ。当時からライブでアレンジを変えることはやってたね。テンポ以外はそのまま。透明少女からの日常に生きる少女、全部かっこいいけど、特にひさ子の最後のギターがかっこいいtattooあり。カメラさんちゃんとひさ子をぬいてくれ。tattooありの最後はずーっとひさ子を映してくれ!!当時を思い出させるアンプの上の紙パックのおーいお茶。向井より再結成発表の2秒後に岸田からオファーがあったことを明かされる。向井の語りからI don't knowが始まり、最後は特にMCもなく終わった。終わったころには雨は上がっていた。

 

セットリスト

鉄風鋭くなって
タッチ
ZEGEN VS UNDERCOVER
omoide in my head
Young girl 17 sexually knowing
透明少女
日常に生きる少女
tattooあり
I don't know

 

正直、アヒトのドラムは若干心配なところもあったし、向井の声が苦しそうという声もあるが、めちゃめちゃ楽しかった。積年の思いが晴れて「1回見ればもういいやー」ということは全くなく、次のツアーもなんとかしてチケットをゲットして見に行きたい。

全身ずぶ濡れになったので、一旦ホテルへ帰り着替える。徒歩圏内のホテルでよかった。BEGINの最後ぐらいの会場へ戻る。雨が降ったからなのか、次がくるりだからなのか、レジャーシートエリアの人々も立っている人が多い。

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水族館のイルカショーの会場が見える。ということはイルカショーからこっちも見えている。ナンバガ音漏れ組もいたらしい。水族館だけでなく、会場の外にもたくさん人がいた。全員がナンバガ目当てかは分からない。

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18:15くるりがスタート。デビューから数年はファンだったが、最近の曲は有名曲しか知らない。フジのヘブンに似合いそうな民俗的だったり、ゆったりした曲が多い。バイオリンやサックス、フルートのメンバーもいる。「普通のロックな曲」はなく、大人な雰囲気だった。途中激しい曲もあったが、プログレみたいな曲だった。知ってる曲は往年の名曲「ばらの花」と「琥珀色の街、上海蟹の朝」、「ジュビリー」など。オフィシャルにセットリストは公開されている。最後の曲、「宿はなし」は誰の曲だっけ?と思ってたらくるりの初期の曲だった。昔のフォークのカバーかと思った。

とにかく人が多いので、最後の曲を聞きながら出口付近へ。終わったと同時に脱出した。お客さんの退場する時間はかなりかかりそう。この日は特別に音博仕様で京都タワーが緑だったらしい。普段がどうなのか分からないけど。

最近は人の少ない小規模フェスに行くことが多かったので、都会の人の多いフェスはちょっとげんなりする。それでも食事や物販、トイレはタイミングを外してうまくいった。今回のように、好きなバンドの再結成など、よほどのことがない限り音博に行くことはないと思う。今後このような都会での街フェスに参加する場合は、あまり他の観光や食事などの予約は入れず、フェスに集中し、余裕があれば行くことにしたい。今回は会場近くのホテルに泊まれて便利だった。