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自分のための覚書

すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(映画)ネタバレあんまりなし

sumikkogurashi-movie.com

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すみっコぐらしの存在は知っていたけど、内容は全く知らなかった。ネットで評判になっていたところ、ショッピングモールで暇をつぶす必要があり、時間が合ったので軽い気持ちで見た。

映画が始まってからファンシーなキャラ達の生い立ち(?)を知る。しろくまねこはともかく、多分かっぱであることを認めたくないぺんぎん?や恐竜の生き残りであることをみんなに隠し、母と離れて生きているとかげ、さらには残されてしまったはじっこのとんかつなど悲惨な設定に驚愕。とんかつは食べられたいという願いを持ってるけど、食べられると死んじゃうぞ。さらにはみんなに嫌われているはずの、ざっそうほこりというキャラがいつも笑顔でポジティブなのにも驚愕。キャラのほとんどが出自を受け入れられなかったり、対応できなくて悩んでいるというもの。だからマイノリティーが寄り集まってのすみっコぐらしなのか。完全に大人向けなんだね。

さらに映画特別キャラとしてそこに加わるひよこ?。後半、ひよこ?の驚愕の出自が明らかになる。絶望だよなあ。最後には救いはある。あるんだけどもひどすぎない?幼稚園くらいの子は分からないかもしれないけど、小学生ぐらいの子は号泣してしまうらしい。中年の私でもかなりショックなのに、意味の分かる年齢の子どもはショックだろうなあ。もちろんファンタジーなので、その世界に入り込むことは前提として必要。

前半はだれるが、後半はファンシーな見た目からは想像もつかないショッキングな展開がある大人向けの映画だった。