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自分のための覚書

sea of green 2019@麻那姫湖青少年旅行村 中島公園(福井県)

seaofgreen.jp

以前から、なかなかいいメンツだなとは思っていたけど、行ける機会のなかったフェス。オールナイトでバンドとDJというのはタイコクラブに近い。

2015年からこの福井の会場で開催されているらしい。以前は10月の秋フェスだったよう。それ以前は滋賀、奈良、兵庫などいろいろ場所を変えている。とにかく関西系のフェスのよう。

とにかく猛暑が続き、「こんな中、外で踊れない」と思っていたけど、お盆を過ぎて暑さが和らぎ、「なんとかなるかも?」と思って直前にチケット購入。イープラスで電子チケットが買える。

出発~入場

9時に家を出発。富山・石川から行く場合、会場までは福井北インターから中部縦貫自動車道永平寺大野道路」という無料自動車専用道路を使って大野インターまで行ける。大野インターから下道は30分ぐらい。下道をしばらく走ると山道になって、ガードレールもなく低い縁石のみで、崖があって超怖い。夜の運転は絶対無理!ダムもあったり本当に山の中。

山道は前にも後ろにも1台も車がいなくて「本当にやってる?」と不安になるぐらい。12時、会場に着くと、車が5台くらい列に着いてる。数分で入場でき、駐車場入場と同時に入場券も見せる仕組み。持ち物検査はない

アクトは12時半スタート、開場は12時となっていたが、駐車場が何時からオープンなのかは明記されてなかった。そのあたりはアバウトなのだろうか。

駐車場のナンバーを見てると、石川・福井のほかには京都、大阪、姫路など関西、名古屋など東海からお客さんが来てるみたい。遠いところでは広島あたりもあったような。富山ナンバーは意外と少ない。

心配していた暑さは問題なく涼しい!!最高!!

入口から駐車場もすぐ近く。さらに駐車場から会場もすぐ近く!普通のフェスなら駐車場から会場まで10~20分歩かされることもよくあるが、(そして帰りのこの行程がきつい)こちらは目の前!歩いて3分くらい? 楽すぎる!!

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会場内

広ーい敷地にテントがぽつん、ぽつん・・・見渡す限りがテントサイト!他のフェスみたいにぎゅうぎゅうの土地にみんなで建てるのではなく、超スペースとれる。

私たちは「3」のエリアの木陰にテントを設置。フォレストステージやトイレに近い。13時前にテント建て終了。タイコクラブだと会場に着いて、駐車場入場渋滞に1時間並んで、駐車場から荷物積んで歩いてテント建て終わるまで2時間以上かかるから、半分以下。

フォレストステージ近くに屋台がある。店舗数少ないなと思ったけど、お客も少ないし、ちょうどいいのかも。

フォレストステージ 主にバンドが出演、夜中2時~朝の8時までは休止

ステージ周辺のデコレーション。

ライブペインティングもあった。

ドリンクのオフィシャルバーではクラフトビールや大人のジンジャーエールなどのソフトドリンクがあった。

お昼ごはん 鯖カレー 1,000円

本格的で美味しい。量もたっぷり。屋台はどこも並ばず買える。

夫のミーゴレン&ナシゴレンも味見したけど、おいしかった。

会場を探検。広ーい。

川もある。

もう一つのステージへ。

2つのステージ間の距離はゆっくり歩いても5分。急げばすぐ行ける。

これがリバーサイドヒルステージ。DJのステージ。夕方4時から次の日の昼13時までオールナイト。スピーカーはクレーンで吊ったままやる。面白いけどちょっと怖い。

こちらのステージの周りにもドリンクのバーが2軒、焼き芋屋さんなど屋台やショップがあった。

トイレ・ゴミ

トイレはフォレストステージは常設。山の中だから虫が死んだりしていて汚いし、臭い。トイレの風下にテントは建てないように。トイレットペーパーはすぐなくなるけど、しばらくしたら補充されている。自分の流せるポケットティッシュを常に持ち歩いてた。リバーサイドヒルステージのトイレは常設が封鎖されていて仮設が6台。朝には流す水もなくなっててなかなか厳しい状態に。

場内にゴミ箱は見つけられず、屋台で買った食べ物や飲み物のゴミは屋台に返す、自分の持ってきた物のゴミは持って帰るというシステムだと思う。

オフィシャルショップにアーティストグッズとフェスのオリジナルTシャツが販売されていた。

1日目

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TAN IKEDAさんは遠くから聞いてたけど、主に昔の洋楽を流してた。ステージの向いのテントでDJされてた。踊るDJというより雰囲気作りのBGM。フェスの始まりには必ず必要な役割。

ライブペインティングも始まった。

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15時 jizue

鍵盤、ギター、ドラム、ベースの4人。ジャズ風味のインストバンド。京都在住だそう。演者側も関西が多いのね。安定した演奏で、パフォーマンスも慣れたもの。鍵盤の女の子の表情もかわいい。

16時半 GEZAN

ボーカル、ギター、ベース、ドラムの4人。こちらも大阪出身らしい。アルビニにプロデュースされたことがあるらしいので見てみた。ベース以外が赤い服。ボーカルとギターが長髪、プリンな金髪、よれよれの服、見た目からしインパクトがある。一見、めちゃめちゃに見えるが、ボーカルの声(叫び)をその場で録ってループさせてそれに合わせてやるという、結構めんどくさいことをきっちりやってた。ハードコアな曲あり、ナンバガっぽい曲、くるりっぽい曲、ボアダムスっぽい曲、メロコアっぽい曲など。MCをするとベースとギターの人はとてもいい子そう。ボーカルがいちいちつっかかってた。歌詞はメッセージ性強そう。ボーカルのギターがすごい削れてた。歌うときマイクのケーブルを腕にぐるぐる巻いている。熱いステージだった。

 

夜ごはん ピッツア ディアボラ 900円

ちゃんとその場で作って石窯で焼いてくれる。おいしかった!

夜になってDJステージへ。     

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わくわく!

わー!周りの山にレーザーあてる感じがメタモを思い出して泣けてくる・・・タイコも同じ山の中なんだけど、ちょっと違うんだよな。

暑さを心配していたけど、夜は寒い!夏用の薄い長袖パーカーしか持ってきておらず、もうちょっと分厚いものを持ってこればよかった。

18時すぎ Licaxxxをちょっと見る。

バーが素敵だった。

山の中のレーザーがかっこいい。

夜のおやつに焼き芋を食べた。めっちゃ甘くておいしい。

 

一旦、テントに戻り、19時半、フォレストステージのkenmochi hidefumiへ。裏が卓球なのでお客さんがとても少ない。その分はっちゃけて楽しそうだった。私はすぐに離脱してDJステージへ。卓球のときはお客さんがたくさん、明らかにこのフェスで一番人が多かった。

いつもの80年代の曲や自分の新しい曲「turkish smile」、「ファイヤークラッカー」や電グルのいちご娘をかけてた。

フォレストステージに戻り、21時からのthe orb待機。パイン&キウイサワーなるかわいいお酒をかったら、全然酒の味がしなかった。レモンサワーも同様。個人的に人生で初めて生で見たダンスアクトということで、感慨深い。2003年フジロック以来。

10分くらいおしてthe orb登場!しばらくノンビートの音とVJで幻想的な世界。

ビートが始まって、想像していたサイケ感は強くなく、ポップで聴きやすい音だった。二人とももうおじさんだけど、ステージ上で二人で喋ったり、こっちにカメラ向けたり、かわいかったな!

後半は往年の名曲「Little Fluffy Clouds」などちゃんとやってくれて、ほんわかムードで終了。小さいフェスならではの雰囲気。お客との距離が近すぎる。

テントでちょっと休む。夫がマーボー茄子ぱりぱり麺入りを買ってくる。味見したけどおいしかった。ボリュームもすごい。そろそろ疲れてきたね。 

23時半くらい、Black boboiを途中から見る。FFKTで初めて見たあと、曲を聞いたりしたので、全部知っている曲だった。みんな黒の服でビシッときめてて媚びてないけど、なんだかセクシーでかっこいい。夜に合ってるね。 

DJステージへ。Marc Houleを見るがいまいち合わず。24時半からのTobi Neumannはすごくよかった。Chicks On Speedのプロデューサーだそう。

25時頃yahyelのためフォレストステージへ。yahyelはFFKTなどで遠くからちょっと見ただけで、ちゃんと見るのは初めて。音は洗練されてるんだけど、ボーカルが結構アグレッシブでちょっとナルシストっぽく、そのダサい感じがかっこいい音と全然合ってなくて超面白かった!クールにやってるんだろうというイメージだったので全然違った!ドラムはクリック聞いて一生懸命やってるし、あとの二人はラップトップとサンプラー?奥の人は手元が見えないので、何をやってるか分からない。ボーカルがステージから降りて、客の間を練り歩いたり、抱き着いてきた客(男)を投げ飛ばしたりめちゃめちゃ面白い。ボーカルが「落とし物なかったか?」と言って、みんなで照らして落とし物を探したり(笑)ボーカルはステージ上で寝転んで歌って、自分の世界に入り自由。そこにGEZANのこれまたアクの強いボーカルが見に来ててそれも面白かった(笑)

VJも変な漢字みたいなのが、ダサいというか私は好きではないセンスでなんか納得。とにかく面白かったので、またフェス等で機会があれば見よう。音はすごくいいと思います。

2日目

テントで1時間半程就寝。ちゃんと熟睡できた。3時半頃、目が覚めるとなんと雨が降っている。お目当てのJohn Beltranまでぎりぎりテントで寝ることに。4時過ぎテントからはいだしてDJステージへ。まだ全然暗い。

John Beltranの4時半~7時半、私はこれのために来た!ちゃんと起きれてよかった。客は少ない。特にアンビエントというわけでもなく、いい感じのテクノでスタート。自分の曲もかけてた。4時50分頃に夜が明けはじめる。なんとAphex Twinxtal」!!わー懐かしいー!!夜明けに最高!!

このあと怒涛のアンセム祭り、「jaguar」!!ギャー!!久しぶりに野外フェスで聴いたー!!さらに 808state「Pacific State」!!からのMr. Fingers「CAN YOU FEEL IT」!!さらに「E2E4」!!ギャー!!懐かし爆死してしまう!!さらにAril Brikha「Groove la chord」!!Inner City「Good life」!!LFOLFO」!!なぜか「jaguar」には数人のみで他は無反応なのに「LFO」のほうが沸くフロア。「jaguar」は知らないけど「LFO」は知ってるのか。「LFO」も91年と古いけどね。ほかにも知ってるけど思い出せない曲とか、クラフトワークもちょっとかかった。

なかなかテクノアンセムを聴ける機会がないので、最高でした!!!しかも野外でシチュエーションは最高!!メタモがあれば毎年聴けてたんだけどな(泣)

2時間のDJのあとは、ライブ!あまりつなげずに1曲1曲演奏するという感じだった。最近日本からリリースした曲もやってた。夜明けからすごく気持ちいい朝にかけての3時間をたっぷり堪能した!!気持ちいい!!

さすがに疲れたのでテントで休憩するもあまり眠れず。8時からフォレストステージが始まり、DJちょうどいいのDJがテントまで聞こえてきた。 フェスで人気のありそうな邦楽ロックやポップス、Night Tempo経由のシティポップという感じ。

夫がコーヒーとチーズケーキを買ってくる。チーズケーキは手作りっぽくておいしかった。コーヒーはDJステージのお店のほうがおいしかったかな。朝ごはんはこれだけ。

10時からフォレストステージでYeYe。女性の弾き語り。私はDJステージへ。10時すぎからMeatを見る。知らないDJだったけど、すごいよかった!自分の調子もよく、疲れているはずなのに元気!!一番踊った!ちょっと日が差すと暑いけど、まだまだ涼しい。途中小雨も降ったけど、ポンチョもあるし、木の下にいればしのげる程度だった。Meatを最後まで見てテントへ帰る。ちょっと休憩して帰ることに。テントから駐車場がすぐなので本当にありがたい。タイコやフジだと、疲れた体で荷物を引いて車まで行くのが大変。sea of greenなら車にテントや荷物を片付けてから、またステージ前に遊びに行くことも余裕でできる。13時に会場をでた。1時間程離れた道の駅「永平寺温泉 禅の里」に寄る。

福井名物ソーツカツ丼とおろしそばを頼んで二人で分けた。道の駅にしてはとてもおいしい。おろしそばは量が少ないから二つ頼めばよかったかな。

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道の駅を2時半に出発して、途中、事故で加賀インターから小松インターが通行止め、下道を通る。家に着いたのは5時半。お疲れ様でした。

 

まとめ

sea of greenのよかったところ

・テントサイトが広大すぎる、広々建てられる

・お客さんが少ない。すぐ前まで行けるし、ちょっと後ろに行けば座って見られる。それでも近い。ライブがアットホームな雰囲気。

・屋台がおいしい、並ばない。トイレも並ばない。

・駐車場と会場が近いので荷物の運搬が楽。

・ステージ間が近いからすぐ行ける。

・ほとんどのアクトが1時間以上、DJは1時間半以上と持ち時間が長い。

次回への反省点

・夜は思った以上に寒い。秋冬用パーカーぐらいが必要。

・持ち帰るゴミ用にゴミ袋は複数必要。(今回も用意はしていた)

今年は天気にも恵まれ、涼しくて楽だった。天気がいい感じなら来年も行きたいな。環境は最高。